第一日¶
LilyPondの公式ページ¶
日本語の公式ページは以下にある。
楽譜を記述するにあたって頻繁に参照するページは 「マニュアル」 に集積されている。後述する「開発版」のマニュアルは、コミュニティ/開発/マニュアル にある。
- 導入部 - 長所や実例の紹介
- ダウンロード
- マニュアル
- 導入部
- 学習 - 入門者のためのチュートリアルと、簡単な調整方法が書かれている
- 常用するマニュアル
- 記譜法(リファレンス) - 「学習」より細かく、求める楽譜を実現するための方法が書かれている
- Snippets(スニペット) (英語のみ) - 項目ごとに1つのテーマについて、特殊な刻譜を行う方法や工夫が列挙されている
- 常用外のマニュアル
- Internals(内部リファレンス) (英語のみ) - LilyPond が内部的に行っている処理について書かれている。既存のコマンドで対処できない場合に参照する
- 導入部
- コミュニティ - 開発版のマニュアルと、開発への貢献について
LilyPondのダウンロード・インストール¶
公式ページでは、「安定版」としてバージョン 2.18.2 を、「開発版」としてバージョン 2.19.xx を配布している。このドキュメントではバージョン 2.19.59 以降を対象にしているため、「開発版」をインストールされたい。
LilyPondの実行・楽譜のコンパイル¶
Windowsと、Unix系での実行方法をそれぞれ記す。Windows では、エクスプローラから実行する方法、コマンドラインから実行する方法がある。
注釈
記述例の \version "z.yy.xx"
は、LilyPond の文法変更に沿ってソースを変換するために必要で、ファイルの先頭に必ず書く。
Windows(エクスプローラから)¶
- テキストエディタで、以下の内容のファイルを 「test.ly」 としてデスクトップに保存する。
\version "2.19.59"
\relative { c' d e f g a b c }
- デスクトップ上の 「test.ly」 を右クリックし、「Generate PDF」を選択する。または、 「test.ly」 をダブルクリックする。

エラーがなければ、デスクトップに 「test.pdf」 が生成される。エラーがある場合、その詳細は 「test.log」 に記録される。
Windows 版では、LilyPond のインストール時にエディタ(LilyPad)がインストールされるが、メモ帳と同等の機能しかなく、特に使う必要はない。
Windows(コマンドラインから)¶
- テキストエディタで、以下の内容のファイルを 「test.ly」 として保存する
\version "2.19.59"
\relative { c' d e f g a b c }
- スタートボタンを右クリックし、PowerShell を開く
- 以下のコマンドで 「test.ly」 をコンパイルする
chcp 437 # コンソール文字化けを防ぐ
cd path¥to¥file # (必要ならば) test.ly のあるディレクトリに行く
lilypond test
エラーがなければ、同じフォルダに 「test.pdf」 ができる。
Unix 系 (Linux / FreeBSD / macOS)¶
- テキストエディタで以下の内容の 「test.ly」 を作成する。
\version "2.19.59"
\relative { c' d e f g a b c }
- 端末(ターミナル)を開き、 「test.ly」 をコンパイルする。
$ cd /path/to/file # (必要ならば) test.ly のあるディレクトリに行く
$ lilypond test
エラーがなければ、同じフォルダに 「test.pdf」 ができる。
Frescobaldi¶
Frescobaldi は、LilyPond に特化された機能を持つエディタである。
代表的な機能に次のようなものがある。
- ソース→楽譜、楽譜→ソース 対応する箇所の表示・ジャンプ
- コードのハイライト表示
- コマンドの補完
- MIDI 再生
- ソースの移調
